自分の中にいる2人の自分。どっちが私?

こんにちは。名古屋と碧南を中心にヨガと瞑想、アロマケアをお届けしています。
杉浦真里です。

11月も後半になりましたが、ここ数日は暖かい日が続いていますね。
寒くなったり、暖かくなったり。気候がゆらぐと、私たちの心や身体もゆらぎがち。

どうか心も、身体も、大切にお過ごしくださいね。

 

さて、今日は。
”自分の中にいる2人の自分。どっちが私?”
というテーマをお届けしたいと思います。

 

皆さんは、自分の内側に2人の自分がいる。そう感じたことはありますか。
あるいは、自分の中に、複数人の自分がいる。そう感じたことはありますか。

そして、2人の自分がいると感じた時、どっちが”本当の私”なのだろう。
と思い悩んだことはありますか。

 

自分の中にいる2人の自分。その2人が仲良く存在していれば、その2人が自分の内側に存在していることで、何も不具合がなければ、もしかしたら「自分の中に2人の自分がいる」ということにさえ、気付かずにいられるのかもしれません。

 

ただ、おそらく。ですが、私たちが、「自分の中に2人の自分がいる」ということに気付いている時、その2人の自分、2つの自分を自分で観測している時、

どちらの自分が本当の自分なのだろうか。
どちらの自分のもつ意見を尊重したら良いのだろうか。
と、選択を悩んでいる時が多いのではないかと思います。

 

こうしたい。という自分と、ああしたい。という自分。
頑張るんだ!という自分と、ちょっとお休みしたい自分。

やらなくちゃ!という自分と、あれ?身体が追いついていないぞ。
このまま続けたらいつか壊れてしまうかもしれない。と自分を心配する自分。

チャレンジしたい自分と、やっぱり怖いから今のままでいようとする自分。

 

自分の中の自分と自分が、対立していている状態。
そんな時、私たちの心や身体や頭はどうなっているだろうと考えたことはありますか。

私も、実際に、自分の中にいる自分と自分が対立して、どっちの自分が本当の私なのだろう。と頭を抱えたことは何度もあります。

 

どっちの自分の声を聞こうか。どっちが本当の自分の意見なのだろう。と頭をたくさん、たくさん使い、考えます。何か他の事をしている時も、無意識にずーっと考えているのです。”考えてしまう”という方が良いかもしれません。頭の片隅でずっとその選択を悩んでいるような感覚。

そして、次第に心も疲れてきてしまうのです。どっちが良いのだろうか。と考えているうちに、どっちの方がこの先の自分にとってメリットがあるのだろうか。とか、こっちを優先するとこんなリスクがある、でもあっちを選ぶと後悔をするかもしれない。等、いろんな考えが溢れてきて、不安になってくるのです。

(私たちは、不確定、不明確なものに対して不安を感じます。でもそれにも意味があり、それも必要なこと。)

 

兎にも角にも、この選択をしたら、こうなるかもしれない。でもこちらを選ぶとこうなってしまうかもしれない。そんな風に、心は次第に、落ち着きを失い、疲弊してきてしまうのです。

 

そして、そんな頃には…

あ、なんかこっちがいい。
あ、なんとなくだけど、こうしたいな。
そんな私たちにとってとても大切な心の嗅覚とも言えるような、直感ともいうような、言葉にはできないけれど、何だか心地良い。という「心の声」の存在が分からないほどに、心が疲れ切ってしまっていることも、あるかもしれません。

 

さて、こんな時、どうしたら良いと思いますか。
自分の中の2人の対立する自分によって、頭も心も疲れてしまった時。
何をしたら良いのでしょうか。どう捉えたら、どう考えたら良いのでしょうか。

 

ここで私から一つ提案させていただけたらな。と思うのは、
答えをどちらかに絞らない。という選択を自分に許すこと。
どちらか一方のみを選ばないという選択を自分に許すこと。

そして、それを許した瞬間に生まれるのが、自分の中にいる2人の自分の共通項から生み出されたその時のベストな選択肢、解だと思うのです。

 

こっちか、あっち。ではなくて、
こっちのここと、あっちのそこ。をつまみ、拾い上げて新しい答えを創造する。

 

言葉でいうと簡単。
でも、実際にはそう簡単にもいかないことも多々あるかもしれません。

でも、それでも。
しっくりと納得感のある自分なりの選択は、
『どちらか一方が本当の自分であるはずだ。だからどちらかを選ぶのだ。』という二項対立的な考え方よりも、

『柔軟な思考による、2人の自分が納得する答えを創造すること』なのではないかと思うのです。

 

こうじゃなければいけない。選ばなければいけない。という考えを、そっと。隣に置いておいてみる。こっちも自分。あっちも自分。だから、両方自分。

いいとこ取りして、今作り出せる、ベターな選択を作ってみる。
それは、白でもなく、黒でもなく、グレーかもしれません。
最初はその色がかっこ悪く見えるかもしれないし、きれいに見えないかもしれない。

けれども、本当はグレーでもいいはず。「グレーはだめだ。」もしそう思っているのであれば、きっとそれは自分が勝手に作り出した、自分の狭い世界の中のルールでしかないのです。

 

本来、私たちは、とてもとても自由な存在。

だから、選んでもいいし、選ばなくてもいい。

 

そう自分を許した時。それはきっと、”気付き”の瞬間でもあり、
その瞬間に本当の意味で癒されるのだと思います。

 

だから、きっと大丈夫。

もし、今、2人の自分の内なる対立を感じているのであれば、まぶたを閉じて自分自身のために、穏やかで優しい呼吸をしてみてください。3呼吸だけでも大丈夫。

 

呼吸が落ち着き、心も落ち着いた時、もう一度、自分の中の2人の自分をよーく観てみてください。これまで色眼鏡でみていた自分と自分を、ありのまま観た時、何か大切なことに気付けるかもしれません。

 

気付きの力は偉大です。

 

必要な人に、ここにある言葉が届きますように。

 

 

 

 

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